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  • 2019_09

エガオヲミセテ



忍び猟、来期への課題

2018-2019シーズンは結果的に鹿8頭、猪1頭の合計9頭の捕獲で終猟しました。
目標の10頭に1頭届きませんでしたが、感覚的にはそのわずか1頭にとても大きな「実力の壁」を感じました。
というのも、猟期前半は昨シーズンよりもハイペースで出猟しているにもかかわらず捕獲ペースは上がらず、自分自身まったく成長を感じられずに落胆していました。
思い返してみると昨シーズンは銃を新調して初めてのシーズンで、銃ではそれまで4年でわずか1頭だったのが1シーズンで7頭と飛躍した年でした。
でもそこからの上積みがまるで感じられず、むしろレベルが落ちたとも感じていました。
特に昨シーズンは撃って外す、または半矢ということほとんどなかったのに、今期は半矢をいくつも出してしまっていました。
しかもその後がまた悪く、二の矢を撃って外したり、追跡を失敗したりと半矢で取り逃がすという最も後味が悪いことが3回以上もありました。
以上というのは「当たった!」と思ったのにそこに鹿の姿はなく、追跡のための手がかりも見つけられなかったケースが複数あったのではっきりとした数字がわからないためです。
自分にはこれが足りないと改めて実感したのはまず忍びの技術。
音を出さないで歩く、というのは限界があると思います。落ち葉や枯れ枝が足の踏み場もないくらいに地面を覆っている場所が出てきたらそこを通過するときにはもうある程度の音は防ぎようがないと思います。

P2072420.jpg
林床の状態は場所によって全然違います。こんなところで無音はかなり厳しいです。

それでも極限までゆっくりと歩けばそれなりに音は消せるのですが、やみくもにのんびり歩いていたらほとんど距離を進めず、獲物と出会う前に日が暮れてしまいます。
ここで重要なのはやはりメリハリで、ここぞというときにのみ本気で忍ぶということです。
そのためには鹿がいるポイントを事前に把握しておくことは必須でしょう。

ただし雪が積もると状況は一変します。
20㎝も積もれば足音は劇的に小さくなります。
また獲物の足跡もはっきりと現れ、古い新しいも結構わかります。

P2032408.jpg
新しい足跡を追えばかなりの確率でシカの群れに出会えます。

シーズン序盤にかなり苦戦したのは雪がほぼなかったせいでしょう。
雪がなくても一定の猟果をあげられるようにならなくてはいけません。

そして次に射撃の技術。失中、半矢を何回もやってしまった、というのもあるのですが、獲物を見つけてから引き金に指をかけるまでの迷いが大きすぎる、と感じました。
射撃は通常、立木や地面、またはそれも無理なら自分の膝など何かに依託したほうが銃がぶれずに精度が出ます。
しかし適当な木が近くに無く、伏せたり、しゃがんだりすると獲物が見えなくなってしまう、また獲物がこちらに気づいていて大きな動きができない、など様々な理由で立射でさっと構えて即発砲、ということが求められることも結構あります。
でも実際にはそのとっさの判断ができず、そして結果的に選択した方法が間違っていたりということが多かったと思います。
この場合はこう撃つ、または見送り撃たない、また半矢を出してしまったときはどうするなど、判断はその時の時間や車までの距離、地形や雪のある無しなど状況によってその都度変わるものだと思います。
経験を積むことが結局何より近道だと思いますが、常にこんな時はこうする、とあらかじめシミュレーションしておくことも必要です。
ああすれば良かった、と後悔した一つ一つのことをしっかりと記憶、記録しておくととも大切でしょう。
それからもっと射撃場へ通ってクレー射撃の練習をしようと思います。
僕はクレー射撃はお金もかかるし、走っている獲物を撃つより止まっている獲物を撃つことを目標にするのだからあまり関係ないと思っていました。
それよりも普段から家で手軽にできる挙銃→狙い→的に空撃ちの練習をすることが効果的との考えでした。
でもこのシーズンの経験から今はクレー射撃はかなり有効じゃないのか、と思うようになりました。
挙銃から発砲までの時間短縮と、射撃の正確性を上げることは実猟で求められる要素としては、実は思っていたよりも大きな部分を占めている、と最近は感じているからです。
あくまで相手が気づく前に、止まっている獲物を撃つことが目標ではありますが、早く動く的を撃つ練習も必要なんだとやっと気づきました。(遅!)
それから実際身の回りの猟師で巻き狩り時に確実にチャンスをものにする人はクレー射撃がみんな上手いのです。

猟場の把握と射撃の練習。なんだか書いてしまうと当たり前のことなんですが、実体験から導き出された自分の課題です。つくづく気づくのが遅いと思うのですが、何事も自分の中から湧き出てこないと結局本気になれないとも思うのでこれが自分のペースなのだ、と思うようにしています。
そういうわけで来期までに猟場の下見と、できるだけ射撃場へ行ってクレーを撃とうと思っています。
クレー射撃は非常にお金がかかるのあくまできる範囲となりますが・・・



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猟日記2018~2019⑤山中泊猟

のんびりしていたらもう四月になってしまいました。忘れないうちに今猟期の記録を書いておかなくては。
今期も泊りがけの猟を2回、それぞれ1泊2日と2泊3日で行いました。できれば3回行きたかったのですがちょっと時間がとれませんでした。
1回目は12月今期最初の雄鹿を獲った時に一泊で、そして2回目は1月に二泊で行きました。
そもそもなんで僕がわざわざ重いキャンプ道具を背負ってクソ寒いときにこのスタイルの猟をするかというと、単純にこの猟に対する憧れという面もありますが、日帰りでは行けない奥のエリアを回るにはこれしかない、ということがありました。
特に二泊で行くと二日目は丸々山の中にいられるので、普段は行けない奥地を一日じっくり回ることができます。

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日の出から日の入りまでたっぷりと猟ができるのです。

今年はこれまで行ったことがない某国有林を攻めてみようと計画していました。
国有林で狩猟をするためには事前に森林管理署へ届け出が必要で、許可が下りたらその書類を車の目立つところへ提示しておかなければならないことになっています。
特に今期は北海道の国有林で森林管理署の職員がハンターに撃たれ、死亡するという事故が起きてしまったこともあり、とにかく法令遵守で入山しなければなりません。もちろん事故が無くてもですが。

この冬はやや暖冬気味で山に雪も少なく、ちょっと苦労していましたが、1月にようやく少し降って積雪量は標高の高いところで15センチといったところでした。

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雪が忍び猟に与える恩恵のもっとも大きなものは自分の足音を消してくれることだと思います。枯れ葉、枯れ枝を踏む音はどんなにゆっくり歩いても完全に消すことはできません。
新雪が10㎝も積もると驚くほどその音が小さくなり、ポイントへのアプローチが格段にやりやすくなります。
他にも獲物の足跡がわかりやすいとかいうこともありますが、やはり僕としては足跡が消せることのメリットがもっとも大きいと感じています。

12月のキャンプ時はそれほどでもなかった寒さも1月はさすがに寒く、朝の気温はやはりマイナス10度を下回ります。
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昨シーズン、低温すぎて使えなかったガスボンベは気化温度が低いイソブタンを封入したユニフレームのボンベを使用。マイナス10度までは問題なく燃えてましたが、それ以下になるとちょっとパワーダウンしたように感じました。でも使えないわけではないのでしばらくこれで行こうと思います。
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テントはファイントラックのツェルト。狭さにも慣れました。

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焚き火用の薪を集める。

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植林されたカラマツの枯れ枝を鋸で枝打ちしていただく。林業的にこれはOKでしょう。感謝こそされても文句は言われないと思います。

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焚火は必須。煮炊き他、暖を取り、湯を沸かしすなど寝るまでに焚火でやることはたくさんあります。

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遥か下に街の明かりを見下ろして。贅沢なたった一人の時間です。



結果的に1頭、3頭をそれぞれのキャンプ時に捕獲することができ、しっかりと結果を出すことができました。

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3頭獲った1月のキャンプは当然一度に肉を下せないため、車まで二往復します。
こんな場合も想定していたため、背負子を車に置いてありました。以下きめはザックに詰め、二回目はキャンプ道具など不要な道具を車に置き、背負子に変えて肉のみを運搬しました。(当然銃は車には置かず、二回目も持って登ります)
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一頭は角が良かったので頭も持って帰りました。

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肉が一杯になりました。

キャンプでの猟は荷物が多い、歩く距離が長い、寒い、など大変なことも多いのですが、行動範囲が広がる、長時間猟ができる、山を満喫できる(?)、などメリットもあります。何より下山した時の達成感は何とも言えないものがあります。
できるだけ毎年時間を作って数回はこの「山籠もり」を続けていきたいな、と思っています。



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猟日記2018~2019④単独猟 初めての猪

今期は鹿は全部銃で獲る、と意気込んでいたのですが予想以上に苦戦していて2018年が終わっても獲ったのは雄鹿一頭のみでした。
それでもとにかく猟に出ないことには絶対に獲れないので足しげく山には通っていました。
年が明けて、元日は休みましたが2日からは出猟。この日はこれまでに行ったことのないエリアで、地図と衛星写真で目星をつけていたポイントを目指しました。
午前中は良く通るアプローチルートでしたが鹿との出会いはあるものの、やはり先に気づかれて発砲までは至りません。
昼頃にポイント付近に接近、思った通り南向きの良さそうな広葉樹林帯でした。
慎重に歩きますが傾斜が急で落ち葉も多く、静かに歩くのは結構難しい。で、やっぱり「ピー!」と警戒鳴き。でもこの辺りからしばらく下ったところまでが最も獲物がいそうと踏んでいたエリアでした。
絶対にまだいるはずだ、とザックをその場へ下ろし、身軽になって本気の忍びで勝負することに。
再び歩き初めてすぐ、10mも進まないところで下方、木と木の間に違和感を感じました。
距離は50m以上はありそうでしたが、肉眼で一目見て確信しました。猪の顔です。
体は陰に隠れていて顔しか見えなかったのですが、昨年の経験があったのでその特徴あるシルエットと色からすぐに猪だとわかりました。
どうやら猪はこちらに気づいていません。絶好のチャンスですが、見えているのは顔のみ。的は小さいです。
何か依託できる木がないか、と周辺を探しますが位置をずれると見えなくなってしまい、どうしても依託できそうにありません。でも立射でヘッドショットを決められるほど自信はなく、迷います。
もたもたしてると気づかれてしまいそう。そこで初めて腰に肘をつけて固定するヒップレストの姿勢で撃つことを決意しました。
練習でもやったことがなかったのですが、とっさにこれしかないと思いました。
意を決して発砲。
直後、猪の頭はまったく動かなかったように見え、当たったかどうかわかりませんでしが、すぐに前足をばたつかせる急所に入った時の仕草を見せたので着弾を確信、はやる気持ちを抑えて転げ落ちないように慎重に斜面を下りていきました。

猪は寝屋で寝ていたようでした。くぼみに体が収まっていたために頭しか見えなかったのですが弾は見事に頭に命中していました。若干中心をずれていたために、即死ではありませんでしたが、その場から動くことはできず、瀕死の状態です。剣鉈ですぐに止めさし、放血をしました。

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写真中央、丁度遮る物が何もない木と木の間に頭が見えました。

嬉しさがこみ上げてきます。単独銃猟では初めての猪です。猪一本狙いではありませんでしたが、決してまぐれではなく今までの経験がいろいろ生かされたと思います。
プリプリの猪の雌。おそらく猟師が獲れて最もうれしい獲物だと思います。

ちょうどお昼時だったので解体前に昼食を食べることにしました。カップラーメンをすすっているとなにやらガサガサと音が聞こえてきました。
ちょっと前に銃声が響いたばかりでその時にあたりにいた鹿はピーピーと鳴きながら逃げていったはずです。なんだ?と思ってのぞき込むとなんと小さめの猪が3頭も地面に積もった落ち葉を鼻でほじくりながら少しずつこちらへ向かってくるのが見えました。
反射的に銃を構えて一番近くの一頭に狙いを定め、発砲。が、外れ。三頭はすごい勢い逃げて行ってしまいました。
一頭獲っていたこともあってちょっと狙いが雑だったな、と反省しました。
おそらく直前に仕留めた雌猪の子だと思います。何も知らずに母親のもとへ帰ってきたのでしょう。イノシシは家族で群れを作ることが多いのですが、もう縞模様も消えていて割と大きな子どもたちだったので何とか自分たちで生きていけるでしょう。

気を取り直して解体へと取り掛かります。僕は猪を山奥で獲った場合にどうするかを一応シミュレーションしていました。
おそらく丸ごと持って帰ることはできない。でも現場解体は皮剥きが重要な猪の場合なかなか丁寧にできないし、できたとしても持って帰る過程で肉が汚れたら結局またそこからトリミングで取らなければいけなくなります。なのでできるだけ皮ごと持って帰る。おそらくいくつかのパーツに分解することになるのでその際もなるべく切断面が小さくなるようにする。というようなことを考えていました。
今回の猪はおそらく60kg台くらい。一度に持って帰る肉は多くても30kg以下にはしたいと思っていましたが、おそらく二等分でいけそうです。
まず内臓を出し、持ち帰らない部位の頭を外します。そして胴体を上下で大体半分にナイフで切り分けました。背骨は骨と骨の間をぐるっとナイフで切って剣鉈で仕上げにコン、と叩くとパカッときれいに切断できました。

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切断面はできるだけ小さく、そしてかなり重くなってしまいますが皮つきで、とりあえず下半身をザックに詰め込みました。
無理やりなのでチャックは閉まらず、紐でくくって落ちないようにします。これで何とかパッキング終了。
半分でも他の装備も加えると総重量は30kgは優に超え、肩に食い込む重さです。
できればその日に二往復、と考えていたのですが一応残った上半身は動物に食われないように木に吊るしておきます。しかし車に着いたらすでに16時半。残りはあきらめて翌日再度取りに行くことにしました。

二日にわたって降ろした猪は家で計測したところそれぞれ24kg、27kgでした。合計51kg。頭と内臓は山で埋設してきたのでそれを含めるとやはり60kgは超えていた個体でしょう。苦労して降ろした甲斐あって、たくさんの肉を得ることができました。
このくらいのサイズの猪が銃で毎年一頭は獲れたらいいな、と思いますがまだまだ狙って獲れるレベルではないですね。


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猟日記2018~2019③単独猟 1頭目の雄鹿

11月某日単独猟初日。まだまだ気温も冬とは言えない暖かさで雪もない山でしたが日の出直後から山を登り始めて間もない時間に早速決定的なチャンスが訪れました。
気温も高かったこともあり尾根の日陰側、ほぼ等高線上に雌鹿の姿を発見。距離約40m、遮るものはなし。向こうはこちらに気づいておらず、内心「もらった!」とすでに獲った気になっていました。すぐさま立射で発砲。直後に鹿が飛び跳ねたように見え、当たった!と思いました。
鹿は数頭の群れだった様で、死角から数頭が飛び出してくるのが見えました。が、距離が近かったためか銃声の方向がわからなかったようで一頭がこちらに向かって走ってきます。僕が慌ててしまったせいもありますが「一頭獲ったしもういっか」という気持ちも頭に浮かび、撃たずにそのままやり過ごしました。
あらためて倒れているはずの鹿を確認しに行くと、なぜかいるはずの場所に何もいない。
そんなわけはない、と周辺を探しましたが姿がないどころか血痕も毛も何もない。
まさか外したのか?急に不安になります。範囲を広げて歩き回りますが何の手掛かりも見つけられず断念。近くに逃げて来た鹿を撃たなかったことを後悔しましたが時すでに遅し。
結局この後、もう一度チャンスがあったのですが発砲まで至らず、この日は獲物無しに終わりました。
でも最初から大きなチャンスもあったわけだし「獲ったも同然、次の機会に絶対獲れるさ」なんて楽観的に構えていたのですが、やはりそう簡単ではありませんでした。

昨年まではこの時期は罠猟に集中している時期で、単独猟で行く奥山の鹿の行動パターンもしっかりと把握していませんでした。
加えて落葉したての枯れ葉がそこら中に積もっていて丁寧に歩いているつもりでもどうしてもカサカサ、ガサガサと音が出てしまいます。
冬も深まり、雪も積もると鹿の足跡もはっきりしますし自分の足音も雪で消え、ほとんどしなくなります。
そして気温がマイナス5度10度と下がってくると日中は暖かい日向で休んでいる個体が多くなるのでより効率よく探すことができるようになってきます。
このパターンで作年何頭も鹿を獲ったのですが、まだ気温も高く鹿はどこということもなくバラバラいる印象で場所が絞り込めず、だからと言って広範囲を歩こうと早足になるとガサガサ音がしてしまう。逆に慎重に忍び足で、としても時間がかかりすぎてしまうというジレンマに序盤は大変苦戦してしまっていました。

それでも12月半ば、4度目の単独での出猟、今期一回目のキャンプでの猟でやっとシーズン1頭目の雄鹿を仕留めることができました。
一泊二日の予定で雪はうっすらつもっているところもありましたがほぼありません。やはり足音が気になるところです。

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日陰で雪はこのくらい。

初日、キャンプ予定地へ荷物を置いてツェルトを張り、煮炊き用の薪を準備したら小さいザックに必要な装備をもって周辺のポイントを目指します。
その日の決定的なチャンスは一回。笹が生い茂る平坦なポイントでこちらに気づかず笹の葉を食べている雄鹿でした。
距離は約80mですが木々の間からチラチラと体が見える、というシチュエーション。依託できるものはなく、しゃがむと見えなくなってしまうので膝射もできません。
立射の姿勢でスコープを覗きますが、木々の間を縫ってチラチラしか見えない体に当てる自信がどうしてもなくて引き金を引ません。
躊躇しているうちに鹿は異変を感じたようで、さっと尾根陰へと姿を消してしまいました。
撃てばよかったと後悔しましたが、当たったかどうかも分かりません。
今思うと結局絶好のチャンスではなかったということでしょう。

翌朝、気温の低い時間帯に日向でやはり笹をついばむ単独の雄鹿を発見。距離は60~70mくらい。
近くに依託できる木はなかったのですがしゃがむことはできました。そこで膝射で発砲しましたが、鹿は走り出し視界から消えてしまいました。
今期2回目の発砲も走られ、頭の中は何でだ???と自信喪失気味に。昨期は撃てばほぼ当たっていたようなイメージで、一発即倒率も高かったはずなのに。
鹿のいた場所を調べたら、かなり離れたところでやっと一滴の血痕を発見するも他に追跡できる痕跡をどうしても発見できず断念。半矢にしてしまった、とへこみました。

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カラマツ林で林床は笹がびっちり。たまに食事中の鹿に出会えます。

ですが午後、期待のポイントを通る下山コースでついに獲ることができました。
下っている尾根上、陽のよく当たるところで雄鹿の群れが休んでいるのが見えました。
割と強い向かい風が吹いていて、足元も土が露出しているところが多く歩きやすい。音がしづらい好条件もあり、依託に最適な木のところまで距離を詰め、狙いすまして首元へ。
久しぶりの銃での獲物。即倒でした。
獲れるときはこんなもの。理想的な形でした。

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角もきれいな3段だったので頭も持ち帰りました。



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猟日記2018~2019②単独猟 今期の目標

昨シーズン、単独猟では7頭の鹿を獲ることができました。
ならば今シーズンは10頭だ、と意気込んでいました。
獲物を何頭獲れるか、というのは実力の目安にはなりますが、狩猟にかけられる時間の多少やそもそも通う猟場の獲物の濃さに左右されます。
特に獲物が多い地域でくくり罠メインで猟をすればそれなりに数は獲れるでしょう。
実際に僕は狩猟免許を取得した初年度はまったく右も左もわからず猟果ゼロでしたが、翌年からくくり罠を使って割とコンスタントに鹿を獲ることができるようになっていました。
そしてそれでもなかなか取れなかった猪も段々と獲れるようになってきて、新調した肉専用の冷凍庫もシーズンが終わるころには満タン。家族が食べる肉を得る、という目的はほぼ達成できるようになりました。
ですが僕の理想の猟師像はやっぱり単独で山に分け入って獲物にできるだけ近づき、銃で確実に獲物を獲ってくることができる、というものなので今シーズンもそれを追求する猟を力を入れてやりました。
肉として一番うまくて獲りたいのはやはり猪。そして猟師として追い求めたい高みとしては熊。でも猪や熊は鹿と比べて難易度が高く、僕の実力からしたらまずはコンスタントに狙って鹿を獲れるように目標を設定して猟に出るようにしていました。
もちろん山に入る限りは猪、熊との出会う可能性も十分にあるのでチャンスがあれば撃つ、という心構えはいつでも持っていました。
実際に昨シーズンまでの5猟期の単独出猟で猪との出会いは3回あり、内2回は射掛けていますが1回は外れ、1回は半矢で逃がすという結果。熊とも昨年出会っていて、毎年のように出会いはありました。
でもまあとにかく、猪狙い、熊狙いは先の楽しみにとっといて今期、銃では鹿を本気で狙うことを目標にしていたので毎年積雪で罠猟が厳しくなるギリギリまでかけていたくくり罠を猪一頭獲った時点で今期は早々に引き上げ、銃猟一本に集中することにしました。

そして立てた具体的な目標頭数は銃で四つ足(鹿、猪、熊)10頭。
シシは一猟期にできれば2頭欲しいので後1頭、できれば銃で獲りたいところ。
獲れなければ銃猟期が終わった2月15日以降、また罠で狙うか。
そんな気持ちで臨んでいました。

PA242189.jpg
罠で獲った約40kgの猪。今期、鹿は全部銃で獲るつもりだったので猪一本狙いでした。



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